バザー・フリーマーケットを開催
今回、令和6年11月23日に初めてバザー・フリーマーケットを始めた大きな理由は、昨年暮れの高齢者夫婦の孤独死があり、大変ショックでした。
ご夫婦2人住まいで、まさか、どちらも連絡できない状態でお亡くなりになるとは考えてもいませんでした。
当団地は昭和48年12月に完成。当初からの入居者に聞くと、当時は経済成長期の最中で戦後のベビーブーム時代前後の住民が多く、その後の第二次ベビーブームの子ども達で賑わい、団地内の祭りごと、運動会、スポーツ大会等、多彩な催し物が多くあり、葬儀なども集会所で行われ、人の交流が盛んでお互い皆、顔見知りだったとのことです。
しかしその後、ご多分に漏れず、少子高齢化が進み、入居者同士の交流がなくなり、自分の棟、同じ階段の住人が誰かも分からず、表札もない。
新規入居者も挨拶があれば名前を確認できるが、来訪者は少なく、公社からは新規入居の連絡はあるが個人情報保護の観点から氏名は記載なし。また高齢者はあまり外に出ない、若い人は共稼ぎが多く、お互い顔を合わせることが少ないのが現状です。
このようなことから、入居者間の交流を深めるために、まず私が始めたのは団地内での挨拶。子ども達、老若男女、どなたであれ声をかけることから始めました。そうすると、こちらは覚えていないが向こうから挨拶があったり、道端で雑談することもあります。徐々にでも、入居者の間にも挨拶が広がれば、と願っています。
一番嬉しいのは、子ども達から声をかけられたり、手を振ってくれることもあります。今後、子ども達を通じて親御さんと知り合いになることもあるかと思います。
前置きが長くなりましたが、その要として、人の集まる催し物を始めることが一番と考え、今回、役員の発案でバザー・フリーマーケットを始めました。 お陰さまで公社からも協力をいただき、多くの住民からバザー用の商品提供が多数。
バザーの商品は小物類、衣類、食器、古本、家電など多種多様におよび、賑わいました。
自治会としては、住民に抽選券を配り、はずれ無しとして多彩な豪華景品を準備。具体には、特賞:ファンヒーター、1等:除湿器、2等:T-fal鍋セット、3等:お米5㎏、4等:お米2㎏、5等:食用油、6等:食器洗剤。
また公社からは、子ども用に射的を設けていただき、お菓子を手に入れた子ども達は喜んでいました。
初めてにしては、成功したと思います。主体的にまとめてくれた役員には感謝。
今後もいろいろ計画していますが、具体的に進めるには入居者の応援、手助けが必要です。そのためには、若い人の力が一番必要だと思い、何とか壮年層を結集することを模索中です。いずれにしましても、今が正念場だと思っています。
高齢化のうえ、共稼ぎ夫婦、長時間勤務で休日も定まらない働き盛りの皆さんの余暇が少なく、自治会どころではない。自治会そのものの存続が危ぶまれる状況が続いています。
しかし泣き言を言っていても仕方がないので、取り敢えずいろいろ挑戦していきます。そのためには、来期(3年目)も会長を務めますので、これからも皆様のご協力、ご指導よろしくお願いいたします。
(公社原山台自治会 会長 稲谷)
原山まつりについて
昨年度は諸般の事情で参加できませんでしたが、今年は役員一同の賛同得て、住民の応援も頂き参加いたしました。
余り天候には恵まれず、小雨の降る中での開催でしたが それなりの人出で賑わい、ダンスあり、音楽あり、演劇ありで 趣向を凝らした催しで楽しめました。
又、花火も打ち上げることができて 無事終わり、皆様安堵されと事とお察しします。
当方の出店はドリンク販売に限定しましたが、他店との競合 考えて数量を抑え、スーパーボールのくじ引き景品付きで販売、売れるか心配していましたが、いざ蓋を開けるとスーパーボール効果で、最初は子供限定の抽選にしていたが、ご年配からの要望で大人にもくじ引きを認めると、抽選結果に一喜一憂、大人も子供も笑顔で溢れていました。おかげさまで二時間で完売になり、申し訳なかったが応援要員を断ることになりました。
今回参加する事で自治会役員の団結が深まり、又出店に協力して頂いた住民の皆様との距離が近くなった思いです。
最近は地元での祭りごとが減少し、少子高齢化も有り地域の住民同士の交流が少なくなりました。
私は原山台団地に移り住んで 十七年ほどですが、当団地ができて五十年になるそうです。
当時を考えると、私と同年代ぐらいの戦後のベビーブームの人々が結婚後、当団地に大挙して移り住み第二次ベビーブームがおこり子供を中心にして家族間の絆が深まると同時に、住民同士の 交流も盛んになって団地が繁栄した、その切っ掛けの一つが祭りごとだったと思います。
昔は身近に祭りごとが頻繫にあり楽しみでした。当初、原山台団地では団地内の祭りごと、地域の祭りごとが盛んに行われていたようです。
私の育った思春期の時代は、各地域での盆踊り、縁日が盛んで、何れも屋台がつきものです 。又縁日には関係なく、特定の場所で定期的に屋台が出ていました 。
幼少時代の屋台での数々の親子の思い出、思春期の縁日が取り持つ友情、淡い恋、何れも貴重な思い出です。
最近は祭りごとが少なくなり、又出かけなくても今の子供たちは身近にスマホ、パソコンのネット環境が充実しており、ゲームにはまり、会わなくても通信アプリによる会話で物事が完結する。 ネット間の人的付き合いで済むので、ある意味引きこもりになり、本来の人との付き合い方が分からず孤独に陥るのではと心配になります。
ですからこのような祭りごとがもっと頻繁に行われることを願っています。
逆に夜遊びが過ぎるのではと心配する向きも有るとは思いますが 、それは一過性のもので、それも思春期の尊い思い出になります.
何れにしても
原山まつりが、今後も長く開催されますことを願っています。
原山台一丁七番自治会は来年も参加いたします。
最後に
この度尽力された、原山台連合自治会、原山まつり実行委員会、その他沢山の協賛、協力者、参加者の皆様に感謝申し上げます 。
ありがとうございました。
これからもよろしくお願い致します。
原山台一丁七番 自治会会長 稲谷 雅次
20231027
1丁7番自治会の紹介
当団地(411戸)もご多分にもれず、少子高齢化が進んで自治会の存続も危ぶまれる状況、対応に苦慮する。
しかし当団地の立地条件は申し分なく、栂・美木多駅まで徒歩7分、電車で難波まで30分。駅前の再開発、トナリエのショッピングセンターモールには、ほとんどの専門分野の医院が揃う、郵便局、銀行も併設。
徒歩10分以内に区役所、保育園、幼稚園、小学校、中学校がある。また徒歩圏内に、公立高校2校、堺咲花病院、映画館併設のアクロスモールがある。桜並木の遊歩道、公園、プールも近くにある。
こんな子育てに恵まれた団地は少ない。新規契約者に、この立地条件を活用し、高齢者に優しく、若者が住みやすい環境をめざす公社に、自治会も協力するつもりです。
自治会会長 稲谷 雅次